山田桐箪笥製作所 本文へジャンプ
当店の紹介

●山田桐箪笥製作所
山田桐箪笥製作所
住所:埼玉県春日部市小渕664
日光街道の宿場町から首都圏の衛星都市へと発展した春日部市は、「桐たんすの街」として知られています。
江戸初期、三代将軍家光のとき日光東照宮造営のために京都から集められた工匠が、桐材の豊富だったこの地に住みついたのが始まりと言われております。
 旧日光街道沿いの春日部小渕地区にある当製作所は
春日部の桐たんす店の中でも最も古くからある老舗。
系図をさかのぼると、たんすを手がけた先祖は、天明二年(1782)の山田長松から始まります。

【桐たんすについて】
嫁入り道具の象徴は、昔も今も総桐のたんすである。日本では、桐に寄せる愛着は特別のもの。女の子が生まれると庭先に桐の苗木を植えた。嫁に行くとき、大きく育った桐でたんすを作って持たせるためだ。桐たんす一棹に要する桐の木は、樹齢26年ものなら一本で足りるという。また、生まれた赤ん坊のヘソの緒を大切に蔵っておく容れ物は、
桐の小箱と決まっている。
 桐は、防湿・通気性がいい。外気に敏感で、湿気を含むと膨張して目が詰まり、引出しの隙間がなくなり、外からの湿気を防ぐ。逆に空気が乾燥すると収縮して隙間ができ、湿気を放出して乾いた空気を内部に導入する。このおかげで桐たんすの中の湿度は、常に一定に保たれる。
 桐は、不燃性にも優れている。熱伝導率が極めて低いため燃えにくい。一度水を含むと一層火に強くなって、表面は黒く焦げてもそこで火を防ぎ、大事な衣裳を守る。全焼した家事から桐たんすが着物や貴重品を守った例もたくさんあるという。さらに軽く軟らかいので板加工がしやすく、しかも狂いが少ない。木肌に何ともいえない温かみと光沢があり、白木地の柾目・板目ともに美しく調度として格調が高い。

【桐たんすのお手入法】
@桐たんすを据えつける場所は、特に平らな所に据えてください。平らな所でないと桐たんすをゆがめ、引出し及び開き戸の具合が悪くなります。位置の安定には、敷物を使って安定させてください。
A桐たんすは、長い間そのまま放って置くと金具などがだんだんくもってきます。
それを防ぐには、乾いた布で桐の柾目なり金具を、月に2度程度軽く拭いてお手入れ をしてください。
※注:ワックスや油性のもの、濡れた布は使用しない様、注意してください。
B万が一、水に濡れた場合には、強く拭かずに水取り紙、あるいは、やわらかい乾いた
布でおさえる様にして水気を吸い取って「トノコ」で軽くパックしてください。 油性のシミ(ポマード、手あぶら、その他)のときは、シンナー(ベンジン)を布に少し付けて軽く押す様にして吸い取り、すぐにトノコ袋でポンポンとパックしておいてください。

※家具も愛情が大切です。桐たんすにも化粧してあげましょう。